書評

『影響力の鍛え方』は価値観を問うことの大切さを改めて教えてくれた

書籍:影響力の鍛え方
著者:芦名勇舗

影響力の鍛え方

影響力の鍛え方

 

今回読んだのはこの本。著者は芦名勇舗さん。
この本の表紙からも分かるマッチョ体型。そしてエネルギー溢れちゃってる顔。
初めて読んだインタビュー記事はコレ。
(この記事だけでもかなり濃い!)

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今回の著書に繋がる話も書いているのだけど、このインタビュー記事から感じたエネルギーと顔が記憶にガッツリ残ってたんですよ。

で、この芦名さんの著書の新刊が出るとtwitterか何か知りまして、

「このエネルギーに溢れた人が気になる!」
「思考が知りたい!学びたい!」
「マッチョになりたい!」

と思い、ポチッとAmazonで予約注文をしていた訳です。(3つめは冗談ですが)

 

で、その念願のマッスル本が無事届きましたのでちょいと本の内容と感想について書いてみます。



 

まず、芦名勇舗とは何者なのか?

著書の前半にも芦名さんについての記載はあるのだけどまずは経歴について。

経歴

・アメフト選手として慶應高校、慶應大学、日本代表U-19でそれぞれ主将を務める。
・電通に入社し、クリエーティブ局にてコピーライターとして活躍。
・プルデンシャル生命にヘッドハンティングされ、25歳時に最年少で営業所長就任。
・米国ハリウッドに渡り、舞台『blood』で俳優デビュー。
・2017年、芦名表参道(株)を設立。

濃いな―!体力も思考力も行動力もズバ抜けていることが伺えるよね。
この経歴だけでもやっぱりこの人の話を聞いてみたくなりませんか?

それにこの芦名さん 身長186cm 体重100kg だそうで体つきもきっと大きい。
どんな感じか気になったので画像検索してみましたよ。

すると・・

「で、デカすぎでしょ・・!!」

(圧倒的存在感・・・!!)

 

 

と思ったらなんか乗っかってるのね。あー、、びっくりした。
でもなんか実物を目にしたらほんとこのくらいに大きさ感じそうな気もする。ドキドキ。

肩書の自己紹介

さて、本書で学んだことに触れていきます。

インタビューの中でも触れていましたが、
上記で記載した経歴は「肩書の自己紹介」を強く活用している例です。
アメフトの主将とか、電通とか、プルデンシャルとか、俳優とか何をしてきたかの肩書を一覧で表示されると「おっ!」と思いますよね。

この「何をしてきたか?」(What) が 肩書の自己紹介です。
肩書を1つだけでなく、3つ以上掛け合わせているのが強いですね。
しかも、それぞれの経歴を難易度の高いレベルで経験していることが凄い。表で書くとこう。

幅の広さ アメフト 広告代理店 保険営業 俳優
難易度の高さ 日本代表 電通 プルデンシャル ハリウッド

100人に1人の経歴を3つかけ合わせたら100万人に1人の経歴になりますからね。
(※1/100 × 1/100 × 1/100 = 1/100万)
芦名さんは4つ掛け合わせているから圧倒的に競合がいない経歴。
芦名さんみたいな経歴の人聞いたことあります??ないですよね。

で、この素晴らしい肩書を構築しよう!というだけでも自己啓発本の1冊でも書けそうなんですが、本書の中ではそういった肩書の自己紹介よりも「価値観の自己紹介」が重要だと伝えています。
こういった肩書の自己紹介を構築していくのも大切にしたいですが、価値観の自己紹介がもっと重要だと。気になりますよね。

価値観の自己紹介

では、芦名さんにとって「価値観」とは何なのか?

人の価値観というのは、過去の決断にでるんですね。その人が未来に何をしたいのかということは、その人の価値観ではあまりない。自分が過去、何をしてきたかというのが、その人の価値観です。

この答えは凄いですよ。
聞いた時、「うわー!言語化すげー!」って思いましたもん。

なんでこんなにスッと言えるのだろうと思ったのだけれど、もうアウトプットの場数が圧倒的に違うのだろうな。
僕より年下だけどもう超尊敬。悔しい。。
自分が納得できる言葉をスッと言えるっていうことは、その事象について自分より深く思考できているってことですからね。

「いや、その考え方、俺も知ってたし」なんてとても言えない。言語化できていない時点で、その相手よりも理解できていないってことだからね。くそう。

そんなすげー言語化はインタビュー記事からの引用なのですが、

『過去の決断』 = 価値観 だと述べているのです。

人は生きていく上で毎日毎日何かしらの決断をしますよね。
「何を食べよう」とか「何の話題を話そう」とか「どこにいこう」とか、日々何かを選ぶ決断をしながら生きています。

その決断は価値観に基づいて選択しているのであって、選択した理由を突き詰めれば、自ずと”価値観”にたどり着く筈だと。

芦名さんは自身の価値観の自己紹介として、電通やプルデンシャルを辞めた際に、
なぜその決断したか(WHY)を述べています。

芦名さんは電通で働き続けている自分が「男前じゃない」と思ったから職を辞め、
「自分のオーラと表現力でアメリカをボコボコにしたい」と思ったからプルデンシャルを辞めてハリウッドで俳優をやるという決断をしています。

肩書の自己紹介でも一定の信用を作りだしているけれど、信頼をグッと築いたのはこういった価値観を聞いたときなんですよね。いやー面白い!

・・・それにしてもこの「ボコボコにしたい」っていう表現いいなぁ。これ、マッチョじゃない人が言ってもあんまり説得性ないもんね。
もちろん芦名さんも物理的にボコボコにしたいと言っている訳ではないのは分かっているけれど、芦名さんが言うから「スゴみ」がある。

ガリガリの男が「ボコボコにする」なんて言ったらなんか卑怯な手を使いそうだけど、マッチョの人がいったら正々堂々とボコボコにしそうだもんね。その正々堂々とした雰囲気を醸し出してくるのもすごい。

WHYの大切さ

これは有名な『WHYから始めよ』の話を踏まえて触れています。
人々が求めているのは、「モノ」ではなく、「モノや人を通じて、自分の心が動くこと」です。と。

僕自身、この本と動画をサラッと見たことはあり概念は理解していたつもりなのだけど
いまいちピンと来てなかったんですよ。

「凄い!凄い!」と言う人の反応を見ながら「うん、そうね〜・・」と熱のない返事を返してしまう感じ。
そして僕はすぐに「What」や「how」の世界に戻ってしまった。

WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う

WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う

TEDTALKはこちら

でもやっぱりWHYは大切だとなぁと思ってはいたので、今回本書でゴールデンサークルの話が出てきたことを踏まえしっかり考えてみたんです。
自分は人を尊敬する場合、以下要素の内、一体何を尊敬しているのだろうと。

相手の何を尊敬しているか?

・WHAT(何をしている?)
・HOW(どうやっている?)
・WHY(なぜやっている?)

すると、やはりWHYに影響を大きく受ける自分は確かにいるのですが、WHYに共感して尊敬している人物が身近な範囲で少なかったんですよね。

これ、マズイと思いました。

僕、普通に会社員としてそこそこ働いていますけど、普通にコツコツ働いていたら「why」を前面に押し出している人には出会えないんですもの。

すべての経営者が熱量高く何度も何度もwhyについて語るかっていったらそんなことないですし、また自分自身としても無意識に「なんでそれを選んだの?」とかWHYの質問をすることはあったとしても、意識して質問するということができていないと自分の中に残る記憶は薄いんです。人の「what」や「how」にフォーカスを当てた質問をし、そこばかり見てしまうことは良く起こります。

ちょいとこの価値観の部分の気づきを自分なりに書くとこう。

気づき

・自分のテンションを上げるためにも、人の「why」を聞く事は超重要。
・価値観を定めずに自らの選択を決断していくと、自分を見失う。
・本は読むだけでなく、アウトプットして思考していかないと本当には理解できないもの。

今、自分の中に落とし込めていることはコレだけだけど、あとは何度もインプットとアウトプットをすることで深めていこう。



人生を切り開くのは勇気

さて。本書の後半では力強いメッセージが多数出てきます。ここのメッセージはシンプルです。

勇気は誰しもが生まれながらに持っている才能なのに、大人になって知識や経験が増えると、恐怖が邪魔をして行動ができなくなります。そんな恐怖が襲ってくるたびに、ぜひ勇気を使ってください。見える世界、感じる世界が大きく変わるはずです。

これは本書を一通り読み終えた後のあとがきの一文ですが、
勇気をもって行動すること、勇気をもって自分をさらけ出すことの大切さを伝えています。

価値観(WHY)をさらけだすこと。
大人になるにつれてそれは踏み出しにくくなるけれど、だからこそその殻を破り一歩踏み出す姿が周囲に共感と尊敬を産み、
高い影響力を発揮することができるのでしょう。

改めて自己の価値観を知り、その価値観にそってこれからの人生も進み続けていこうと思うとても良い1冊でした。

ぜひこの本と合わせて講演記事も見ることをオススメします。

影響力の鍛え方

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最後に

■決めたこと

・自分自信の過去の選択を元に価値観を再整理する

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須田直也 (@sudanaoya) | Twitter