書評

『多動力』は人生の羅針盤を作るヒントをくれた本だった

何度読んでも刺激を貰える本、多動力。
GWの休日の朝、改めてパラパラと読んでみました。サラッと読めて良いですね。

ぜんぜん多動になってないぞ、と自分を戒めながらも学びとなった箇所、読んでからの今後の事を踏まえて書いてみましたのでどうぞ。

目次



これは「人生の羅針盤を作る」本

多動力は本当に良い本ですね。読む時によって刺さる内容が違いますが、これは「自分の人生の羅針盤を作ることができる本」なのだと改めて思いました。羅針盤は無くても進むことは出来ますが、より早く、より遠くに進みたいのならば羅針盤は絶対に外せないアイテムです。なぜならば人生にとって前に進むことのできる時間には限りがあるのですから。

 

読むことで「自分の好きなこと」を思い出せる

まずは一つのことにサルのようにハマれ

多動力にはこんな言葉が出てきます。大人になるにつれ、様々な物事にバランスを取ろうとし、一つのことにハマることに制限をかけがちになるがそれは勿体無いぞと本書は説いています。そんな「バランス教」はもう辞めましょう。過去の自分は何にハマっていたか。自分は何に時間をかけていたか。そう考えていくと自分の好きなことが思い出されます。

またこんな言葉も出てきます。

「飽きる」ということは何もネガティブなことではない。
飽きるというのは、慣れて、余裕が出たということだ。
大事なことは、飽きたらすぐに捨てることだ。

「飽きる」という言葉はネガティブに捉えられがちですが、これはもの凄くポジティブに表してますね。確かに100点を目指すには膨大な時間がかかるので、80点を目指して満足したら次にいくこともアリである。まぁこの80点の基準を見誤らないようにしないといけないのだけど、80点以上を苦労して進むよりは次のステージに行くほうが僕にも合っていると思う。自分がこれまで何に飽きてしまったか?を記録していくと、自ずと好きなことが残っていくのでこのプロセスで好きなことを絞り出してもよいですね。

好きな事もどこかでガクッとペースが落ちることがあるのだけど、なんとなく攻略法が見えてしまった時はペースが落ちていることに気づきました。まぁ飽きているんだろうなぁ。自分を飽きさせないためにもっとどんどん次の興味を探していかないと。

好きなことを「原液」にする方法

さて、好きなことがあぶり出されてきたら今後はその好きなことを深める方法についてです。

世の中には2種類の人間がいる。
それは、「原液」を作る者と「原液」を薄める者だ。
「原液」を作れば、自分の分身が勝手に働いてくれる。
あなたは、「原液」を作れているだろうか?

多動力では”原液”をいう表現が出てきます。カルピスの濃い原液の例が出てきますが言葉選びが凄い。秀逸。そしてその原液がなぜ大切かと言うと、原液を作り出せば周囲が薄めて広げてくれるからと言っています。堀江さんの場合だと、強烈な発言をマスメディアが取り上げて薄めて拡散をしてくれることで人の目に多く触れていますからね。

で、問題はどうやったらその濃い原液を作れるかですが、本書ではこう書いています。

「原液」を作るのに必要なもの。
それは「教養」だ。
太い幹となる「教養」があれば、枝葉は無限に伸びていく。

教養とは表面的な知識やノウハウとは違い、時代が変化しても変わらない本質的なことだと説いています。確かに本質を理解していると発言の説得性も高くなりますからね。教養を身につけてから原液が完成するまでを整理すると以下のようになるのかなと僕は思っています。

■原液が出来るまで

・教養を身につける
・物事を抽象度高く整理することができる
・抽象度が高ければ物事の点と点を繋ぐことができる
・点を繋げて情報の質を上げる
・原液が完成する

 

教養がないと情報の質が低い、薄〜いカルピスになってしまうんですよね。全然美味しくない。頑張って教養を身につけて濃い原液を作り出さなきゃな。その為には教養を学び、インプットとアウトプットを繰り返すことで原液を煮詰めて濃くしていこう。過去に薄い原液のまま諦めてしまったこともあるから改めてそれを深めることも出来ますね。



原液の伝え方

そして本書には書いていないですが、原液の伝え方も大きなポイントになると僕は思っています。既に影響力の高い人が発言するなら拾ってくれる人は多いですが、普通の人が発言する際には、より深く相手に伝える伝え方が必要ですから。

僕はそこのヒントは”ミラーニューロン”にあると思っています。

ミラーニューロンとは脳内にある神経細胞のひとつです。この細胞は自分がなにか行動をするときだけでなく、他者がする行動を見たときにも活性化することが分かっています。たとえば、相手が泣いているのを見て自分も涙が出たり、スポーツなどを見て興奮したりするのはミラーニューロンの働きによるものです。

ミラーニューロンとは | ビジネス・心理学用語集:意味・解説など | ビジネス心理学

 

すごくテンションの高い人と合うことでエネルギーを貰った経験、または合わずとも動画を見るだけでエネルギーを貰えた経験はありませんでしょうか?それは、その人を見て、自分の中のミラーニューロンが反応して元気が出てきているからと考えると面白いですよ。

そこから考えると、効果的な”原液の伝え方”は、ワクワクしている様子が周囲にも伝わるレベルでコトに熱中すること。だと僕は思っています。

子供は親が楽しんでやっていることに興味を持ちますよね。スマホをいじっていればスマホに興味を持つし、テレビを見ていたらテレビに興味を持ちます。だから子供に読書をさせたいなら自分が読書を楽しめば良いし、スポーツに興味を持ってほしいなら一緒にスポーツを楽しめばいいだけです。

部下に仕事に熱中させたければ自分が熱中すれば良いのです。これは「仕事は背中で見せろ」というような言葉でも表されたりしますし、「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」という山本五十六の言葉にも通じるものがあると思います。

ワクワクしている様子を見ると、見た人のミラーニューロンが活性化して一緒にワクワクしてくれる。そしてその濃い原液を自ら多くの人に広めてくれる筈。なので原液を伝える(広める)ためにはワクワクしながら熱中することが一番。

あぁ、そういえば仕事中はどんな困難な状況でもポジティブな言動と、楽しむ姿勢を忘れていないことが良いんだろうな。普通にやっていることなので自覚は薄かったけれど自然と出来ていて良かった。

 

人生の羅針盤を作るためのまとめ

今回は多動力を「人生の羅針盤を作ることが出来る本」として改めて読んでみました。人生の羅針盤を作り、さらに一歩進むまでをまとめると以下の通り。

■人生の羅針盤を作り、進むまで

・ハマったこと、飽きたことから好きなことを整理する
・好きなことの理解を深め、濃い原液を作る
・原液を広めるためにコトに熱中する

シンプルにまとまりました。まずは書き出すことから改めてやってみようと思います。

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