書評

ミラーニューロンの働きは、人との出会いの大切さを教えてくれた

人間は脳にある特殊な細胞の集まりのおかげで、他人を極めて微妙なところまで鋭敏に理解することができるのだ。それらの細胞群を総称してミラーニューロンという。

こんな説明のミラーニューロンって知ってますか?モノマネ細胞とも言われるミラーニューロン。テストステロンじゃなくてミラーニューロンね。

今回、以下の本を読みました。実験結果の話などはちょっと難しいのでパラパラと見た程度ですが、脳科学の本は面白いですね。

ミラーニューロンの発見―「物まね細胞」が明かす驚きの脳科学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

ミラーニューロンの発見―「物まね細胞」が明かす驚きの脳科学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

簡単に本書を読んでの気付きを書きますね。



ミラーニューロンは共感の細胞

映画の中のよくできた悲愴な場面をみているときに、私達がどっぷり感情に溺れてしまうのはなぜだろう?それは私達の脳内のミラーニューロンが、スクリーン上の苦悩を自分のものとして再現するからである。私達がフィクションの登場人物の共感するのは、登場人物と同じ感情を文字通り自分が経験するからである。

つまりは「感情移入する」のにはミラーニューロンの働きが関係しているということ。
年甲斐もなくドラえもんやクレヨンしんちゃん、コナンやディズニー映画にわんわん泣いてしまうよ!って人。きっと大人になるほどに苦悩の経験値が増えていて、より疑似体験しやすくなっているのだろうね。ミラーニューロンは衰えることなく大忙し。

振り返ってみると僕自身はネガティブな言葉や映像を避けがちなのだけど、それは自分自身がミラーニューロンによって思考や行動が変化されると意識をしているからなんだろう。だから僕は出来るだけポジティブな空気に包まれて日々生きていたい。危機感で突き進むよりは希望で突き進みたいからね。

ミラーニューロンは翻訳の細胞

会話の途中、私達は互いの表現を模倣しあい、ことによると文章構造までも模倣しあう。さらに特定の言葉の意味を相互作用によって自動的に了解しあう。したがって、それらの言葉は辞書に載っているような意味よりも、むじろ特定の会話の文脈に見合った非常に緻密な意味を帯びる。

情報を得る場合に、本を読むよりも人から聴くほうが印象に残ると言われています。それはなぜかというと、話し手の機微を感じ取ることによって情報を自分の中に補完しているから。

「会うと分かる」

そんな表現があるけれど、それが出来るのはミラーニューロンが言葉にならないニュアンスを翻訳してくれているからなんだろうね。

 

共感もしてくれて、翻訳までしてくれるミラーニューロン。こう考えると可愛くなってきますね。

ミラーニューロンとの付き合い方

人は無意識に周囲の人の発言や行動を真似していくと言われています。
自分が思っている以上にミラーニューロンは強力で、無意識に影響を受けていくのです。
そう考えると、自らを変えたいと願うのならば、ミラーニューロンの働きに期待をし、理想とする環境に身を置いてみようと思えてきませんか?

■気付き

・影響を受けたい(受けても良い)のならその人に会ってみる

シンプルではありますが、この気付きが人と会う・会わない、環境に身を置く・置かない判断基準に役に立てば幸いです。

以上です。
twitterでは日々の気付きをつぶやいておりますのでそちらもよろしくお願いします。